学校長より ~Message From The Principal~

 

 平成30年度。4月9日には着任式、始業式、入学式が新しい児童生徒、新転入の教職員をお迎えして行われ、笑顔いっぱいに富岡支援学校の1年がスタートしました。
 いつもの年ならちょうど桜が満開になる時期なのですが、今年は桜の開花が早く、入学式には新緑が見られるほどでした。そのため、式辞の冒頭部分を「満開の桜」から「さわやかな新緑」に変更して望みました。 

 今、校舎の西に広がるなだらかな山並みは、落葉広葉樹の若葉や山桜、こぶしの花などで優しく彩られています。
 私は、「学校は1枚のキャンバスのようなものだなあ。」と思っています。
 新しく入学した子どもたちと新しく着任した先生方がそれぞれの色を塗り広げながら、今までの伝統という名前の絵の具と混じり合って今年はどのような絵を完成させることができるのか。
 明るく元気で、一生懸命さがあふれるようなすてきな絵になるといいなあと今年も願っています。

                                                平成30年4月17日
                              校長 小河原 健一



 
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<校長より>「優しい笑顔と大きな拍手の運動会」

5月28日(土)、仮設校舎が建てられている聾学校平分校のグラウンドで、初夏のさわやかな風の中、運動会が盛大に行なわれました。
学生服姿の応援団が紅白それぞれの勝利を目指して気合いを入れ、元気いっぱいにスタートしました。
プログラムが進むにつれて心温まるアクシデントも続発し、来場した方々からは優しい笑顔と大きな拍手が送られました。
紅白リレーでは、第一走者の児童が、第二走者ではなく、応援していたお母さんにバトンを渡そうとしたり(バトンを一番に渡したかったのは、ママだったんだね)、ゴール前で遅れていた友達を待って一緒にゴールしたりと名シーン続出の運動会となりました。
また、今回も福島大学の皆さんと、四倉高等学校の皆さんがボランティアとして運営をサポートして下さいました。おかげで、保護者の皆さんは応援に、そして、子どもたちは競技に専念することができ、大いに助けられました。
 
運動会は、学校全体で楽しく運動に親しむ体育的行事であり、子どもたちの成長を測る「ものさし」でもあります。
1年前の運動会と比較して、いつも一緒に過ごしていると気付かなかった成長がたくさん見えてきた運動会となりました。


PTA総会が行なわれました。

4月29日(土) PTA総会が行なわれました。

参加された皆さん、お疲れ様でした。
PTA総会というと、会計や事業報告が長々と続き、なかなか前向きな気持ちで臨むのは難しいイメージがあるかもしれません。

しかし、ここだけの話ですが、今年の総会に向けては、担当の先生方がポイントを絞った説明や会計の報告をわかりやすく行なおうということで準備を進めていたのです。
気付いていただけたでしょうか。

PTAは学校の補助機関ではなく、また、保護者だけの会でもなく、子どもたちの健やかな成長のために保護者と教職員が力を合わせて活動する独立した社会教育団体です。

今年も比佐会長さんを中心に、楽しく、魅力的な活動が主体的に行えるよう、チーム富岡養護として共に汗を流していきましょう。

新たな一歩を この地にて、力強く!!  

 本年度四月に「この地にて、力強く!!」と題し、いわき市馬目の地での仮設校舎四年目のスタートにあたって、校長としての所感を述べさせていただきました。
 この度、県の発表を受けて、新たな段階を迎えた本校の指針について述べさせていただくこととします。

 平成23年3月11日  東日本大震災、そして東電原発事故発生による一斉避難
 平成23年度  県内各地域に分かれた分校舎での学び
 平成24年度  全校生32名、いわき市馬目の地での仮設校舎での学習が始まり
 平成25年度、平成26年度  全校生30名での新年度スタート
       両年度ともに、途中に1名の転校生を迎え、31名で年度を終える
 平成26年度  震災後初めて小学部に2名新入生、
         地域から中学部2名、高等部1名が新入生に加わる
 平成27年度  全校生33名で新年度スタート、馬目の地で初めて前年度を上回る
         小学部4名入学、地域から高等部生5名が新入生に加わる
 平成27年8月  転入生1名を加え全校生34名となる  

 本校は、避難により120名近くの在籍者が一挙に32名に減じ、様々な困難を経ながらも、平成28年度、平成29年度には、在籍者が確実に50名を超える見込みが持てるところまで復興して参りました。
 このことは、震災後も特別支援教育に篤い思いを持って取り組んできた教職員と、仮設校舎となっても本校の教育を信頼してくださった保護者の皆様、そして何より地域の方々に、本校で学ぶ児童生徒が明るくできることが一つずつ増えていく姿を、お認めいただいたおかげと感謝しております。

 29年度以降の予想される在籍者数は、本仮設校舎の収容人数を超え、その対応について校長として昨年度末より喫緊の課題として、特別支援教育課にお願いしていたところであります。このことについては、これまでもPTA総会、学校評議員会など様々な場面でお話し申し上げてまいりました。
 この度、その緊急性と児童生徒の学びの環境確保を優先に、限られた時間で対応できることとして、福島県立四倉高等学校の皆様、関係される皆様のご理解とご協力をいただき、四倉高校に富岡養護学校分校舎を設けることとなりました。

 本校は大震災の影響で、現在小学部3・4・5年生に在籍生がおりません。年度進行により小学部高学年、中学部において在籍のない学年が生じ、中学部においては大きな課題です。 現在、本校の指導方針はご承知いただいておりますとおり、中学部段階から将来を見通した生きる力を育む学習、将来「地域で共に生きる」場面として就労を意識させる教育を育んでまいりました。その中で、社会に飛び立つ準備を真剣に行っている高等部生を、中学部生が間近で見て、共に生活する中で感じ、影響を受けることが大切な学びと考えております。
 
 これらのことにも配慮をいただき、本校舎に小学部、この度の四倉高校の校舎に中学部・高等部をおいて本校の教育活動を継続して進めることが示されました。 
 少し離れてはおりますが、もう一つの校舎を準備いただき、これから本校を希望するであろう児童生徒たちが、十分な環境で安心な中で元気に学べるよう準備いただきました。このことが終点ではなく、急増する在籍者への対応を準備いただきながら、これからも本校の在り方についての検討は続きます。

 支えてくださる方たちが、いわき市馬目の地の方達に四倉の方たちが加わって頂けます。
 本校教職員一丸となって、新たな環境の中でも、これまで通り小学部、中学部、高等部一つとなって、「あかるく 元気に」「すすんで 学び」「みんなと 仲良く」を目標に、教育活動を実践し、保護者の皆様、地域の皆様から期待と信頼をいただける学校運営に努めて参ります。
 
  馬目の地で育んだ力と、
  四倉の地でこれから育まれるであろう力と
  地域の方々のご理解とご協力、保護者の皆様の支えのもと、
  児童生徒がこれまで以上に落ち着いた充実した学習が進められるよう、
  これからも、「今できること、今だからこそできること」に心を込め、
  最高の教育をめざし、教職員一同、心ひとつにして努めて参ります。

                                    平成27年 9月30日
                                                    
                                         校長  小野 誠子