活動紹介 ~noteでも公開しています~

小学部活動の様子

( 防犯教室 )

 7月12日(火)に小学部では3つのブロックに分かれて防犯教室を行いました。『一人ではでかけない』『知らない人についていかない』など、防犯についての約束事を映像で学んだ後に、実際に校外に出かけたり、知らない人に声をかけられた時の対応をロールプレイを通じて学習したりと、実践を通じて学びを深めました。

 低学年ブロックでは、『手をつないででかけよう』『一人ではでかけない』を学習し、一人で出かけて知らない人に連れていかれる動画を見て、「怖い。」とつぶやく様子も見られました。また、動画を見ながら“一緒に行く”のか“一人で行く”のかをどちらが良いと思うのかを考え、指差しで答えました。教室での学びを終えた後は実際に校外歩行へ出かけ、最後まで手をつないで一緒に行動することができ、事後学習のポスターでの振り返りをしたことでより学びが深められました。

 中学年ブロックでは、『一人ではでかけない』『知らない人についていかない』を学習し、知らない人について行くと連れ去られてしまう動画を真剣な表情で見ていました。これは『怖いこと』が分かり、ロールプレイの場面で不審者役の教員に「お菓子をあげるよ。」と言われた時に、「いらない!」「いやだ!」などと言ったりジェスチャーをしたりすることができました。中には、うまく言葉やジェスチャーで伝えることができずお菓子をもらってしまう様子も見られましたが、ロールプレイを通じて、「いらない。」「(い)やー。」など、自分なりの言葉や身振りで伝えることが分かり、対応の仕方を学びました。

 高学年ブロックでは、『いかのおすしって何だろう?』を学習しました。防犯標語である『いかのおすし』のスライド映像を見ながら内容を学び、「“お”は何かな?」の問いかけに「大声を出す!」など言葉で答える様子も見られました。また、実践では、不審者役の教員に友達が連れ去られる様子を見て、「だめだよ!」と不審者に伝えたり、ついて行かないように一生懸命抵抗したりと、その場で自分なりに考えて行動し、高学年らしい対応の仕方ができました。学習の振り返りには『いかのおすし』のポスターを全員で作り、学習したことを言葉に出して復唱したり、出来上がったポスターのイラストを見て内容を覚えようとしたりと、主体的に学ぶことのできた学習となりました。

 後日に行った校外歩行では、自ら進んで教員と手をつなぐ姿が見られ、防犯教室で学んだことを今後の生活に生かしていってほしいです。