活動紹介 ~noteでも公開しています~

地域支援センター さくら相談室より

第3回双葉地域支援ネットワーク会議

本校地域支援センター「さくら相談室」では、双葉郡内の幼稚園・こども園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校の先生方と一緒に、現状や課題を共有し、双葉郡内の地域支援体制の充実を図るために、「双葉地域支援ネットワーク会議」を開催しています。

第3回目の会議を12月14日に「富岡町文化交流センター学びの森」で実施しました。今回は地域支援センターの特別支援教育研究会を兼ねて実施したため、当日は、郡内の先生方17名、南相馬市内の先生方5名、相双教育事務所指導主事、合わせて23名の参加がありました。

今回は、宮城教育大学 植木田潤教授より「発達障がいのある子どもの行動背景に寄り添った支援について」というテーマで講演いただきました。発達障がいの認知特性や、目の前の子どもの行動の裏には、背景(思いや理由)があること、その行動背景にどう寄り添っていくか等、事例を挙げながら丁寧に支援や配慮のポイントをお話しいただきました。また、愛着形成についても触れていただき、愛着の問題は環境要因によって生じること、そばにいる大人がよりどころとなる必要性についても学びました。

参加された先生方のアンケートには、「学級の子どもを考えながら話を聞かせていただいた。子どもたちがどうしてその行動をするのかをよく考えていきたいと思った。」「支援の手立てがわかり、すぐに実践していけると思った。」などの感想があり、担当されているお子さんの姿を思い浮かべながらの学びとなりました。

お互いに学び合う機会を大切にしながら、今後も、地域の先生方、関係機関の皆様と一緒に「子供を中心に」した支援を考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。