活動紹介 ~noteでも公開しています~

中学部の学習のようす

<中学部より>作業学習「働くことってどんなこと?」

 中学部では、将来の職業に対する関心を高め、基礎的な知識や技能を身に付けるために、週2回(計6時間)、工芸班、木工班の二つの班に分かれて、高等部の生徒と一緒に作業学習を行っています。

作業学習を始めるにあたり、中学部では、「はたらくことってどんなこと?」ということを知るための学習を行いました。初めの授業で、「みんなは、中学部を卒業したらどうするの?」と質問すると「高等部に行きたい。」と全員が答え、「高等部を卒業したら?」と聞くと、「働きたい。」と答える生徒がほとんどでした。「どんな仕事をしたいのかな?」という問いには、「大工さん」「自衛官」「電車の運転士」「ユーチューバー」「カフェの店員」「パン屋さん」「ホテルの清掃」等々・・・。みんな、それぞれにイメージしていることがわかりました。

 そこで、働いている様子を動画で見て、どんな力が必要なのかをみんなで考えていき、接客の仕事は、「あいさつや言葉遣い、身だしなみ」が、物を作る仕事は、「集中力や体力」が必要な力だということがわかりました。

 次は、あいさつの仕方や集中して作業に取り組むこと、身だしなみのチェック等を具体的に行いました。

実際に行うことで、適切な言い方が分かったり、自分が気を付けなければならないことがわかったりしました。

この学習を終えて、実際の作業学習の中で、「わからないので教えてください。」や「お疲れさまでした。お先に失礼します。」などの言葉が出てきたり、黙々と集中して取り組もうとする姿が見られたりしています。これからも、高等部の先輩方の背中を見ながら、どんどん力をつけていってほしいと思います。