活動紹介 ~noteでも公開しています~

2023年11月の記事一覧

小学部活動の様子

「自作教材紹介2 自動精算機」

 自作教材、第2段は「自動精算機」です。

 小学部1年生が校外学習としてスーパーに買い物に行くことになりました。買い物の手順は、買い物ごっこを通して学習しています。最近は、レジでお金を払わずに電子マネーか自動精算機の利用になります。そこで、タブレットのタッチパネル機能を活用して精算機の画面を再現しました。前回紹介したバスの運賃箱はアナログ(具体物)の教材でしたが、今回はアナログとデジタルを融合させた教材です。子ども達は、買い物ごっこの中の清算場面で画面を見てパネルを操作しながらお金を支払います。

 実際の買い物では、後ろに並んでいる方がいるなどして、子ども達のペースで支払いを体験させることが難しいことがあります。でも、この自動精算機を使えば、学校内で何度でもいくらでも時間を取って練習することができます。

 学習(練習)の成果もあって、校外学習当日は手順通りに買い物をして、自信をもって清算してくることができました。

 

小学部活動の様子

「よしもとみかワークショップ」

 11月16日(木)、福島県立美術館の主催で、イラストレーターのよしもとみかさんを講師にお招きして「私の「いま」を色と形で表現してみよう」のワークショップを行いました。

 朝からスタッフの方々が来校して、会場準備、学習室の床には2,4m×6mの大きなプチプチシート(梱包材)が敷かれ、窓、教室両袖には天井からプチプチのすだれが垂らされました。

 教室に入って来た子ども達は、何が始まるのだろうと興味津々。みかさんの「自由に描いてみましょう。」「無理に描かなくてもいいよ。友達のやっているのを見てからでもいいよ。」「先生方も一緒に楽しんでみましょう。」の言葉に、各々マジックを手に取り塗り始めたり、周りの様子を見ていたり、教員も「教えない活動」におそるおそる活動に参加しました。描いてもいいし、プチプチをねじったりして感触を楽しんでもいいのだと制限がないこと分かると、それぞれ思い思いの活動に夢中になっていました。

 途中から降ろされたすだれに好きな文字を書いたり、自分の手や足に色を塗ってみたり、シールを足や手、顔に貼ってみたりと、創造力を発揮して工夫しながら楽しむ姿も見られました。

 なんと、約2時間、全員がその場から離れずに活動することができました。最後に全員で記念撮影。子ども達の頑張りが、手や足のマジックの跡から伝わってくる活動でした。

 今回制作した作品は、来年2月頃、福島県立美術館で展示される予定です。

高等部活動の様子

「高等部 産業現場等における実習②(校内実習委託作業班)の様子」

 高等部では、11月13日(月)~24日(金)までの9日間の日程で産業現場等における実習を行いました。

 校内実習委託作業班では、企業や校内から委託された作業に取り組みました。企業からは、カレンダー巻きやシール貼りを委託されました。生徒たちはしわや折り目が付かないように慎重にカレンダーを巻くことや指定された場所に真っすぐシールを貼ることなど、責任感をもって取り組んでいました。作業に取り組む中で、自分が巻いたカレンダーが誰かの手に渡り、日常生活で活用してもらえることを知ったり、仲間と協力して最後までやり遂げる大切さを学んだりすることができました。

小学部活動の様子

「楢葉と馬目をつなぐサツマイモの輪プロジェクト4」

 11月10日(金)、サツマイモの収穫を祝う「おいも会」を行いました。

 「白はとファームさんから苗をいただいたこと」「飯島様に畑をお借りしていること」「みんなで苗を植えたこと」「水やりや草むしりをしたこと」「いもほりをしたこと」をスライドで振り返りました。

 その後は、ふかしたおいもを、みんなで試食しました。「ガブリ」と頬張る姿、大事そうに少しずつちぎって食べる姿など様々でしたが、みんな笑顔いっぱいでした。

 美味しく食べた後は、このプロジェクトのメインの活動です。「たくさん採れたサツマイモ、どうする?」と教員に聞かれると、「飯島さんにあげる。」「聴覚さんにあげる。」等々、様々な声が上がりました。グループに分かれ簡単なメッセージカードを添え、いつもお世話になっている方々に、感謝を込めてサツマイモをお配りしました。

 「ありがとう」を伝えると、不思議ですね「ありがとう」が返ってきます。サツマイモ配りから帰ってきた子ども達の顔は、食べた後の満足顔とは違ういい顔をしていました。

高等部活動の様子

「高等部 産業現場等における実習(校外実習)の様子②」

 後期実習も2週目に入りましたが、緊張感のある表情で作業に取り組んでいました。現場での実習は、学校生活では経験することのできない貴重な体験です。最終日までそれぞれの目標達成に向けて取り組んでほしいと思います。