福島県立ふたば支援学校
活動紹介
教育支援部より
第2回 地域支援センター校内ミニセミナー
校内の教職員が身近な福祉サービスについて知り、児童生徒に関わる福祉制度の理解を深める機会を充実させることを目的に「第2回地域支援センター校内ミニセミナー」を実施しました。
11月29日(水)の放課後に福島県福祉事業協会相談支援双葉事業所の林雄一氏を講師にお招きし、
福祉制度や福祉サービスについて教職員からの質問や疑問に答えていただく形式で講演が行われました。
「保護者が福祉サービスを利用するまでの流れは?計画相談、セルフプランとは?」、「放課後デイサービスや日中一時支援、療育の違いとは?」、「就労移行支援や就労継続支援とは?」の3つの質問について実例を交えてわかりやすく、丁寧に解説して頂きました。
林氏が私たちに向けて「福祉と教育は立場や分野で違うところがあるかもしれませんが、子どもたちの幸せを願うところでは一緒なので、お互いにできることを努力し、子どもたちを応援していきましょう。」との言葉がとても印象に残りました。
先生方からは「福祉サービスの制度や手続きの仕方について理解が深まった。」「これからも保護者の立場になって考え、寄り添った支援を行いたい。」などの感想が聞かれました。
中・高等部活動の様子
「中学部・高等部 校内実習・産業現場等における実習報告会」
11月30日(木、)中学部・高等部合同で後期実習の報告会を実施しました。
中学部では校内実習で取り組んだ出荷用段ボール作りやカレンダー巻きの取組の様子を出来高表にまとめて発表しました。
高等部では校内実習、校外実習の取組について報告しました。実習での経験や気付きを、今後の生活で活かし、進路実現に向けて学習を重ねていきたいと思います。
小学部活動の様子
「自作教材紹介2 自動精算機」
自作教材、第2段は「自動精算機」です。
小学部1年生が校外学習としてスーパーに買い物に行くことになりました。買い物の手順は、買い物ごっこを通して学習しています。最近は、レジでお金を払わずに電子マネーか自動精算機の利用になります。そこで、タブレットのタッチパネル機能を活用して精算機の画面を再現しました。前回紹介したバスの運賃箱はアナログ(具体物)の教材でしたが、今回はアナログとデジタルを融合させた教材です。子ども達は、買い物ごっこの中の清算場面で画面を見てパネルを操作しながらお金を支払います。
実際の買い物では、後ろに並んでいる方がいるなどして、子ども達のペースで支払いを体験させることが難しいことがあります。でも、この自動精算機を使えば、学校内で何度でもいくらでも時間を取って練習することができます。
学習(練習)の成果もあって、校外学習当日は手順通りに買い物をして、自信をもって清算してくることができました。
小学部活動の様子
「よしもとみかワークショップ」
11月16日(木)、福島県立美術館の主催で、イラストレーターのよしもとみかさんを講師にお招きして「私の「いま」を色と形で表現してみよう」のワークショップを行いました。
朝からスタッフの方々が来校して、会場準備、学習室の床には2,4m×6mの大きなプチプチシート(梱包材)が敷かれ、窓、教室両袖には天井からプチプチのすだれが垂らされました。
教室に入って来た子ども達は、何が始まるのだろうと興味津々。みかさんの「自由に描いてみましょう。」「無理に描かなくてもいいよ。友達のやっているのを見てからでもいいよ。」「先生方も一緒に楽しんでみましょう。」の言葉に、各々マジックを手に取り塗り始めたり、周りの様子を見ていたり、教員も「教えない活動」におそるおそる活動に参加しました。描いてもいいし、プチプチをねじったりして感触を楽しんでもいいのだと制限がないこと分かると、それぞれ思い思いの活動に夢中になっていました。
途中から降ろされたすだれに好きな文字を書いたり、自分の手や足に色を塗ってみたり、シールを足や手、顔に貼ってみたりと、創造力を発揮して工夫しながら楽しむ姿も見られました。
なんと、約2時間、全員がその場から離れずに活動することができました。最後に全員で記念撮影。子ども達の頑張りが、手や足のマジックの跡から伝わってくる活動でした。
今回制作した作品は、来年2月頃、福島県立美術館で展示される予定です。
高等部活動の様子
「高等部 産業現場等における実習②(校内実習委託作業班)の様子」
高等部では、11月13日(月)~24日(金)までの9日間の日程で産業現場等における実習を行いました。
校内実習委託作業班では、企業や校内から委託された作業に取り組みました。企業からは、カレンダー巻きやシール貼りを委託されました。生徒たちはしわや折り目が付かないように慎重にカレンダーを巻くことや指定された場所に真っすぐシールを貼ることなど、責任感をもって取り組んでいました。作業に取り組む中で、自分が巻いたカレンダーが誰かの手に渡り、日常生活で活用してもらえることを知ったり、仲間と協力して最後までやり遂げる大切さを学んだりすることができました。
【 更新】
学校見学説明会実施要項、UPしました!!
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